就活はいつから始める?28卒の学年別スケジュールと文系理系の違い

就活はいつから始めればいいのか調べると、「3年生の春」「2年生から」など答えがばらつき、結局いつが正解か分からなくなります。理由は、政府が示す解禁日と、多くの学生が実際に動き出す時期がずれているからです。この記事では、28卒(2028年3月卒業予定者)を例に、内閣官房が公表する日程と、学年別・文系理系別の実際の動き方を分けて説明します。就活の各段階の記事は記事一覧にまとめています。出遅れたと感じたときにすべきことも、時期別に紹介します。

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就活エディット編集部選考の手順と時期を公表資料で確かめる就活メディア

就職・採用活動の日程は内閣官房が公表する要請の文書で確認し、学年ごとの動き方は大学のキャリアセンターの案内や企業の採用ページをもとに整理しています。

就活はいつから始まる?結論を先に

就活を始めるタイミングを考えるイラスト

結論から言うと、28卒(2028年3月卒業予定者)の就活は、大学3年生の4月ごろから自己分析とインターン応募が始まり、3年生の3月1日に企業の広報活動が解禁され、4年生の6月1日に採用選考活動が本格化し、4年生の10月1日に正式な内定日を迎える、という流れが基本形です。この日程は内閣官房が公表している要請にもとづきます(2026年9月18日確認)。

ただし、この日程はすべての企業に当てはまるわけではありません。外資系企業やベンチャー企業、専門性の高いインターンシップを経由するルートでは、もっと早く選考が進みます。「いつから」を1つの日付で決めつけず、自分の志望先がどちらのタイプかを先に確認することが出発点になります。

「解禁日」と「動き出す日」は違う

「就活解禁」という言葉は、企業の広報活動が始まる3月1日を指して使われることが多くあります。しかし、実際に多くの学生が動き出すのはそれより前です。自己分析や業界研究、インターンへの応募は解禁日を待たずに進められるため、周囲の学生は3年生の春から夏にかけてすでに準備を始めています。解禁日を「何もしなくていい期限」と捉えると、情報収集の分だけ出遅れます。

28卒は今どの学年か(用語の整理)

「28卒」は2028年3月に卒業・修了する予定の学生を指す呼び方で、卒業年の西暦下2桁を使います。2026年9月時点では、28卒の学生の多くは大学3年生(または修士1年生)にあたります。呼び方が学年と直結していないため、自分がどの卒業年に当たるかを最初に確認しておくと、スケジュール記事を読み違えません。

  • 28卒は2028年3月卒業予定で、2026年度は大学3年生にあたる
  • 29卒は2029年3月卒業予定で、2026年度は大学2年生にあたる
  • 27卒は2027年3月卒業予定で、2026年度は大学4年生にあたる
  • 大学院に進む場合は、学部の学年ではなく修士の学年で数える
  • 留年や休学がある場合は、実際の卒業予定年で数え直す

学年別スケジュール(大学1年から4年まで何をするか)

学年ごとにやることを時系列で並べるイラスト

就活は4年生になってから始めるものと思われがちですが、実際には大学1年生の時点でできることがあります。学年ごとに「やっておくと後で効くこと」と「まだやらなくていいこと」を分けて把握しておくと、無駄に焦ったり、逆に出遅れたりすることを防げます。文系と理系では動きやすい時期にも差があるため、次の表で学年ごとの目安を分けて示します。

学年主な取り組み文系が動きやすい時期理系が動きやすい時期
1〜2年生自己分析の土台づくり、学業、資格・語学通年でゆるやかに通年(研究室配属前)
3年生前半インターン応募、業界研究4月から本格化6月ごろから授業と両立
3年生後半早期選考、OB・OG訪問秋から積極的に研究室配属後は忙しさに注意
4年生本選考、内定3月解禁後すぐ動く研究と両立しながら選考

学年ごとの詳しい動き方は就活の基本のカテゴリでも扱っています。

大学1〜2年生 基礎を作る時期

大学1〜2年生の間は、就活そのものよりも土台になる経験を積む時期です。学業の基礎を固めつつ、長期休暇を使った経験(アルバイト、サークル活動、留学、資格取得など)を通じて、自分が何に関心を持ち、何が得意かを言語化できるようにしておきます。この時期の経験は、3年生以降の自己分析やエントリーシートの材料になります。

  • 学業の成績を意識して取り組む(成績証明書は選考で使う場面がある)
  • 長期休暇にアルバイトやボランティアなど経験の幅を広げる
  • 興味のある業界の1dayインターンやオープンカンパニーに参加してみる
  • 語学や資格など、時間のかかる勉強はこの時期に始める
  • 大学のキャリアセンターの場所と使い方を確認しておく

大学3年生 本格的に動き出す時期

大学3年生になると、就活は一気に本格化します。前半は自己分析と業界研究を深めながらサマーインターンに応募し、後半は参加したインターンをきっかけに早期選考へ進む学生も出てきます。3月1日の広報活動解禁と同時にエントリーシートの提出や説明会の予約が集中するため、3年生のうちにある程度の準備を終えておくと解禁後の負担が減ります。

  • 自己分析を進め、強みと経験をエピソードとして言語化する
  • 気になる業界・企業のインターンシップに応募する
  • OB・OG訪問で働き方や選考の実態を聞く
  • webテストの対策を解禁前に一通り終えておく
  • 3月の解禁に備えてエントリーシートの下書きを準備する

大学4年生 内定までの追い込み

大学4年生に入ると、3月の広報活動解禁を受けて説明会とエントリーシート提出が一気に増えます。6月1日以降は面接を中心とした選考が本格化し、10月1日に正式な内定日を迎える企業が多くなります。並行して卒業論文や研究がある場合はスケジュールが重なりやすいため、指導教員や研究室のメンバーと早めに相談しておくと調整がしやすくなります。

編集部

学年別の目安はあくまで平均的な流れです。志望する業界や企業によって前後するので、自分の志望先がどちらのタイプかを次の章で確認してください。

28卒の政府要請スケジュール(3月1日・6月1日・10月1日の意味)

就職・採用活動の日程の要請を確認するイラスト

「いつから」を考えるうえでの土台になるのが、政府が示す就職・採用活動の日程です。この日程は、内閣官房に置かれた「就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議」が卒業年度ごとにとりまとめ、経済団体等に要請する形で公表しています。就活サイトのまとめ記事ではなく、この一次情報を確認するのが確実です。28卒に向けた要請では、3つの区切りが具体的な日付として示されています。

広報活動は3月1日、採用選考活動は6月1日、内定は10月1日

内閣官房が公表する2027(令和9)年度卒業・修了予定者等への要請では、広報活動の開始が「卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降」、採用選考活動の開始が「卒業・修了年度の6月1日以降」、正式な内定日が「卒業・修了年度の10月1日以降」とされています(2026年9月18日に内閣官房のページで確認)。28卒に当てはめると、3年生の3月1日、4年生の6月1日、4年生の10月1日という並びになります。

時期要請で示されている区分実務での動き
3年生3月1日以降広報活動の開始説明会予約とES提出が一度に増える
4年生6月1日以降採用選考活動の開始面接が集中し、日程調整が増える
4年生10月1日以降正式な内定日内定承諾と就活継続の判断を迫られる

要請であって法律ではない点に注意

注意したいのは、これが企業への要請であって、すべての企業が従う法律ではない点です。外資系企業やコンサルティングファーム、ベンチャー企業の多くは、この日程と関係なく独自のスケジュールで採用を進めます。志望先の実際の日程は、その企業の採用ページか募集要項で確認してください。

要請には例外も明記されています。2週間以上で春休み以降に実施される専門活用型インターンシップを通じて、高い専門的知識や能力を持つと判断された学生については、広報活動の周知期間を短縮し、6月より前に採用選考のプロセスへ移れるとされています。インターンの参加実績が早期選考につながる背景には、この例外規定があります。

💡 ここだけ押さえる

政府の要請は「3月1日に広報活動、6月1日に採用選考活動、10月1日に正式な内定」という区切りです。ただしこれは企業への要請にとどまり、外資系・ベンチャーなど独自日程の企業や、専門活用型インターンシップの例外もあります。自分の志望先の日程は採用ページで確かめてください。

編集部

「経団連の指針」という言葉を見かけることがありますが、経団連の採用選考に関する指針は2021年卒を最後に策定されていません。現在の日程は政府による要請だと理解しておくと、古い情報に振り回されずに済みます。

文系と理系で「いつから」は変わるのか

文系と理系の進め方の違いを比べるイラスト

「いつから」の答えは、文系か理系かでも変わります。大きな違いは、理系の多くが研究室に所属し、実験や研究で使える時間が学年とともに減っていく点です。文系は比較的スケジュールの自由度が高い分、自分で計画を立てて動き出さないと準備が後回しになりやすいという別の課題があります。研究室配属の有無が、使える時間を大きく左右します。

理系は研究室配属で使える時間が変わる

理系の学生は、多くの大学で3年生後半から4年生にかけて研究室に配属されます。配属後は授業に加えて研究の時間が増えるため、就活に割ける時間は配属前より確実に減ります。研究室によって就活への理解度に差があるため、指導教員やゼミの先輩に研究室としての就活への向き合い方を早めに確認しておくと、後になって板挟みになりにくくなります。

文系は自己分析とOB・OG訪問に時間を割きやすい

文系の学生は理系ほど研究に時間を取られない分、自己分析や企業研究、OB・OG訪問に使える時間を確保しやすい立場にあります。裏を返せば、時間があるからこそ後回しにしやすく、気づいたら3年生の秋になっていたという状態にもなりがちです。時間の余裕を「いつでもできる」ではなく「いつまでにやるか」で管理する意識が、文系の学生には特に必要です。

観点文系理系
使える時間の推移学年を通じて比較的一定研究室配属後に減っていく
強みになりやすい経験ゼミ・サークル・アルバイトでの役割経験研究内容や実験で培った論理的な進め方
出遅れやすい原因時間があるための先延ばし研究との時間の奪い合い
早めに確認すべきこと自己分析の材料になる経験の棚卸し研究室・指導教員の就活への理解度
⚠️ 注意したい点

学歴や専攻による有利・不利を断定することはできません。文系だから通りやすい、理系だから有利といった一般化は個別の選考結果を保証するものではなく、実際の合否は志望動機や経験の伝え方など複数の要素で決まります。

インターンシップと早期選考はいつから動くべきか

インターン応募の準備を進めるイラスト

近年の就活で「いつから」を考えるうえで欠かせないのが、インターンシップの存在です。多くの企業がサマーインターンをきっかけに学生と接点を持ち、参加者向けの早期選考ルートを用意しています。インターンに参加していないと選考の案内自体が届きにくい企業もあるため、本選考だけを見ていると出遅れます。応募が本格的に動き出すのは、3年生の6月前後です。

サマーインターンは3年生の6月ごろから応募が始まる

サマーインターンの募集は、多くの企業で3年生の6月ごろから始まります。応募にはエントリーシートの提出や適性検査の受検を求められることが多く、本選考さながらの準備が必要です。参加自体が目的ではなく、そこで得た業界理解や社員との接点をその後の選考に生かすことが本来の目的になります。応募のタイミングを逃さないよう、6月より前に志望業界を絞り込んでおくと動きやすくなります。

webテストの形式や対策方法はwebテスト対策のカテゴリにまとめています。

早期選考ルートは3年生の秋から動き出す

サマーインターンや秋冬インターンに参加した学生の一部は、そのまま早期選考に案内されることがあります。時期は企業によって幅がありますが、3年生の秋から冬にかけて動き出すケースが多く見られます。早期選考に乗れなかったからといって選択肢が閉じるわけではなく、3月の広報活動解禁後に本選考へ応募する道も残っています。

焦って選考の進め方をごまかすような行動は避けてください。webテストの替え玉受検や複数端末での受検といった不正な方法は、発覚すれば内定取消や選考中止の対象になり得ます。

  • 志望する業界を2〜3個に絞り込んでおく
  • エントリーシートで使える自己分析の材料を用意する
  • 適性検査(webテスト)の形式を確認し、練習しておく
  • インターンの応募締切を一覧で管理できるようにしておく
  • 参加後に振り返りをまとめ、早期選考の案内に備える
編集部

インターンは「参加すること」がゴールではありません。そこで何を確かめたのか、次の選考にどうつなげるのかまで振り返ってはじめて意味を持ちます。

出遅れたと感じたときにすべきこと(時期別の判定)

出遅れていないか確認するチェックリストのイラスト

「まわりはもう動いているのに、自分は何もしていない」という焦りは、就活で誰もが一度は感じるものです。ただし出遅れの深刻さは時期によって違い、気づいた時点で何を優先するかが変わります。ここでは、何もしていない状態に気づいた時期別に、優先して着手すべきことを整理します。時期が違えば、取り戻し方も違います。

3年生の春・夏に何もしていない場合

3年生の春や夏の時点であれば、サマーインターンの一部に応募が間に合わなくても、致命的な出遅れにはなりません。まずは自己分析と業界研究に集中し、秋以降のインターンや早期選考にねらいを定め直します。周囲がインターンに参加している情報を見て焦る前に、自分の関心がどこにあるかを整理する時間として使うほうが、後の選考で効きます。

3年生の冬〜4年生の春に何もしていない場合

3年生の冬から4年生の春にかけて何もしていない場合は、優先順位をつけて動く必要があります。自己分析とエントリーシートの型づくりを最優先にし、業界研究は志望が固まっている範囲から着手します。3月の広報活動解禁後は選考を行う企業の数が最も多くなる時期でもあるため、出遅れていても応募できる企業は十分に残っています。

1社ずつ丁寧に準備するより、まず数社にエントリーして選考の感覚をつかむほうが早く動けます。エントリーシートの書き方はES・書類のカテゴリで解説しています。

  • 自己分析を「できるところまで」でいいので一度書き出す
  • 大学のキャリアセンターに相談し、直近の予定を教えてもらう
  • 3月解禁後にエントリーが集中する企業を優先して調べる
  • webテストの対策を先に済ませ、選考のボトルネックを減らす
  • 1社に時間をかけすぎず、まず複数社にエントリーする
⚠️ 注意したい点

出遅れを取り戻そうとして、不正な方法に頼るのは避けてください。焦りは行動量を増やすことで解消し、近道を探さないことが結果的に一番の近道です。困ったときは大学のキャリアセンターや、地域の総合労働相談コーナーに相談できます。

編集部

出遅れたと感じたときほど、情報収集だけで時間を使ってしまいがちです。1つでいいので、今日中にできる行動を決めて動いてみてください。

よくある質問

就活はいつから始めるのが正解ですか

決まった正解はありませんが、28卒であれば大学3年生の4月から6月ごろに自己分析とインターン応募を始めるのが一つの目安です。政府の要請では3年生の3月1日に広報活動が解禁され、4年生の6月1日に採用選考活動が本格化しますが、多くの学生はそれより前から準備を進めています。志望する業界が外資系やベンチャーなど独自日程で動く場合は、さらに早い時期からの準備が必要になります。

大学2年生から就活を始めるのは早すぎますか

早すぎることはありません。大学2年生の時点では、本格的な選考への参加よりも、自己分析の材料になる経験を積むことや、1dayインターンやオープンカンパニーで業界の雰囲気に触れることが中心になります。時間に余裕がある学年だからこそ、じっくり自分の関心を探れます。ただしこの時期の行動が内定に直結すると考えすぎず、あくまで土台づくりの期間と位置づけるほうが焦らずに続けられます。

文系と理系で就活を始める時期は変えたほうがいいですか

大きな枠組みは変わりませんが、理系は研究室配属後に使える時間が減る傾向があるため、配属前の学年のうちに自己分析やインターン参加をある程度進めておくと安心です。文系は時間の余裕がある分、後回しにしやすい点に注意が必要です。どちらの場合も、指導教員やキャリアセンターに研究や授業との両立について早めに相談しておくと、選考が本格化してからの負担を減らせます。

大学3年生の秋から何もしていなくても間に合いますか

間に合わないと決まったわけではありません。3月の広報活動解禁後は、選考を行う企業の数が1年のうちで最も多くなる時期です。まずは自己分析を簡単でいいので書き出し、webテストの対策を済ませてから、複数の企業にエントリーすることを優先してください。大学のキャリアセンターに相談すれば、出遅れている学生向けの案内をもらえることもあります。合否は準備期間の長さだけで決まるものではありません。

まとめ

就活が「いつから」かという問いには、政府が示す解禁日と、実際に多くの学生が動き出す時期という2つの答えがあります。28卒であれば、3年生の3月1日に広報活動が解禁され、4年生の6月1日に採用選考活動が本格化し、10月1日に正式な内定日を迎える、という流れが土台になります。ただしこれは企業への要請であり、外資系やベンチャーなど独自日程で動く企業も少なくありません。

学年別に見ると、1〜2年生は経験を積む時期、3年生は自己分析とインターンで本格的に動く時期、4年生は選考と内定の追い込みの時期に分かれます。文系と理系では時間の使い方に違いがあり、理系は研究室配属後に使える時間が減る点に注意が必要です。出遅れたと感じても、時期に応じてやるべきことを絞れば、挽回の余地は十分にあります。

  • 28卒の政府要請は広報活動3月1日、採用選考活動6月1日、正式内定10月1日
  • 要請はすべての企業に当てはまる法律ではなく、独自日程の企業もある
  • 理系は研究室配属後に使える時間が減るため、配属前の準備が効く
  • サマーインターンの応募は3年生の6月ごろから始まる企業が多い
  • 出遅れても、自己分析とエントリーの優先順位を絞れば挽回できる

出典は次のとおりです。就職・採用活動の日程は内閣官房「2027(令和9)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請について」で2026年9月18日に確認しました。要請の全体像は内閣官房「新卒者の就職・採用活動に関する要請」のページにまとまっています。

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